FeLV/Fiv ダブルキャリアねこ でかちゃん

発症衰弱してから還ってくるまでの記録

2021/9/6 ごはんを食べなくなって9日目のでかちゃん

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2021/11/19撮影

お散歩でかちゃん。

 

 

 


2:30、でかちゃん嘔吐。わたしは、その音で目覚める。

 

本来であればこの日は、獣医で再度の血液検査を受ける予定だった。検査数値の結果については、良くも悪くも「もうどうでもいい」と考えていたので、予約をキャンセルした。

 

相変わらず、ぐったりしているでかちゃん。昨日からも一昨日からも、状態は何も変わっていないように感じる。大きく変わったのは、わたしの心持ち。NさんとJさんの最大限の励ましによって、切り開きながら歩む腹づもりがようやくどっしりと据わった。

 

この日から取り組んだこと、2つ。

 

ひとつは、お外での日向ぼっこ。でかちゃん、弱り過ぎてもう自分の脚では思うように歩けないので、わたしが抱っこをしてお庭の軒先へ連れて行った。でかちゃんは、外に出た瞬間はなにが起こっているのかわかっていないような様子だった。しかし、ほんの数十秒後、目を凝らしてしっかり目の前の景色を見渡した。そして、わたしの顔を見て一声「ニャア」と鳴いた。

 

声を出すでかちゃんは何日振りだろうか。そもそもよく鳴く子だった。「でかちゃーん!」と呼ぶと必ずお返事をする子だった。そんなでかちゃんの声を聞いたのは実に1週間くらい振りだった。わたしは思わず涙ぐんだ。うれしかった。

すぐに雲が出てきて日差しが遮られてしまったので、この日の日向ぼっこは5分で終了。でもわたしは、「なにか」を感じ取ることができた。でかちゃんの「生」への脈動のようなものを感じた。うれしかった。

 

もうひとつ取り組み始めたこと、それは「びわの葉こんにゃく湿布」をすること。これについては、効果効能のあれこれを根拠として始めたのではなく、ものすごくシンプルに「やりたい、きっと心地いいだろう」というわたしの思い優先で始めてみた。こんにゃくを茹でてびわの葉に乗せ、熱すぎることがないようにタオルでくるんで、でかちゃんのお腹周りにあてる。あてている間、わたしは目を閉じ深呼吸をする。深呼吸をしながらイメージしていたのは、ここに満ちている「キラキラ」を集めて、でかちゃんに流し込む…そんな感じだった。

 

注文した「緑豆プレミアム」がまだ届かず、そこにほんの少し焦りを覚えたけど、その代わりにと思い、よもぎを煮出したものをJさん特製の波動水で希釈し、少しずつ与えた。

 

この日1日で投与した水分は108ml。まずまずかな。

嘔吐は1回だけ。

 

明日はいよいよバイオレゾナンスを受けに行く。この体力が皆無の状態で、車移動させるのはきっと酷に違いないな…と一瞬思ったけど、知りたかった。どうしても今のでかちゃんの状態を知りたかった。知ればきっと、今後のサポートの道しるべになることは心底理解していたから。

 

でかちゃん。負担をかけちゃうけど。おかあさんにお付き合いおねいがいします。

2021/9/5 ごはんを食べなくなって8日目のでかちゃん

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2021/10/3撮影

もうのぞかないでヨ、のでかちゃん。

 

この日は数日振りに、でかちゃんは早朝に嘔吐しなかった。もう吐き出す水分さえないんじゃないの?と少ししょんぼりするわたし。吐いたら吐いたでしょんぼりするくせに、ニンゲンとはかくも手前勝手な生き物なのだ。

 

15:00くらいに、アロマ水(緑豆プレミアム)の販売窓口であるNさんからメールが届いた。そう、「所詮ウィルスですので、大したことありません」と断言してくれたお方である。Nさんからのメールを読み、わたしはお腹を抱えて爆笑せざるを得なかった。

 

 

エイズ白血病ですか、全然大丈夫ですよ。あってないような病気ですから

やばいやばいやばい!しょっぱなから吹き出した!Nさんのこの物言いが本当に好きだ。

 

『病院には行ってないんですね??仮に発症したとしても、猫は、自分の免疫力で治していきますので大丈夫ですからね。^^食欲がなければ、無理に食べさせることもありません。アミノ酸46(注:商品名)で栄養は取れます。人間が思うほど、そんなにやわじゃありませんので、病名にやられないでくださいね。^^』

なんで?やはり見透かされている、病名にやられるな…って笑

 

わたしが、病院に行ったこと、そして5日間抗生剤の投与をしてしまったことをメールするとこのお返事。

『病院に連れて行ったのは仕方ないですよ。どうしても不安になりますよね』

やばい。泣く。Nさんに寄り添ってもらっちゃった…涙。

それからNさんは「仕方ない」とわたしの肩を持ちつつも、薬によってかかった負担からまず身体は回復していくので、少し時間がかかるかもしれないけどこまめに緑豆プレミアムを与えてあげてください…と続けた。

 

Nさんから次々と繰り出される揺るぎない言葉たちに、目が覚めるような思いがした。誰かのちょっとした言葉かけで、こんなにも気持ちって大きく変わるのか。ぼやけていた視界が一瞬でクリアになったような感じがした。全く動かずぐったりとかつ苦しそうに横たわるでかちゃんを目の前に、なにこれ、どうしてワクワクしてきているんだろうか?笑

 

そして、22:00頃。

 

なんとでかちゃんが、自分の意思で、自分の足で歩いて水飲み場へ行って、自らお水を飲んだのである。なんてこと!ぐったりと寝込むようになって以来、初めて見た光景だ。

 

…これは!?

でかちゃんは、生きる!!間違いない!!死に向かおうとしている子が、自らお水を飲むわけない!

 

わたしの中にあつーい何かがこみ上げてくるのを感じながら、すぐバイオレゾナンスセラピストのJさんに連絡をした。「でかちゃんがたった今、自分でお水を飲みました!セラピーを受けに行きます、予約をお願いします!」と。そうしたらJさんから即レス。でかちゃんのことが気になって今メッセージを送ろうとしたところだった!と。そして続けてJさんからは、わたしの背中をグイグイと押しまくってくれる熱い熱い激励が届いた。

 

この日の嘔吐は、0回。皮下補液と抗生剤止めたら、途端に嘔吐が減ったよ。これは偶然なのか?

強制的に投与した水分は24.5ml(緑豆プレミアム含む)。まだまだ少ない。

 

そしてこの日に書いてあったメモ「今日は、声も出なくなっていた」

一見、絶望しているかのように見えるメモなんだけど、そうではなかった。ただ起こっていること、ただ見えていること、それらをそのまま書いていこうと努めた結果のメモなのだ。

 

絶望なんかしているヒマはない。そう思えたのは、NさんとJさんという二大応援団のおかげであることは間違いなかった。

2021/9/4 ごはんを食べなくなって7日目のでかちゃん

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2021/10/3撮影

おともだちがおうちを作ってくれたので、住み心地を入念に確認するでかちゃん。

 

 

5:30。でかちゃんの嘔吐の音で目が覚める。吐く度にわたしは胸を締め付けられる。ただ、その症状が今のでかちゃんに必要で現れているのであれば、淡々と見守るしかあるまい。

 

この日から獣医に行くのを止めた。皮下補液も抗生剤投与もナシだ。なんだかんだで、現在に至るまで西洋医学的処置にどっぷりだったわたしにとって、この決断は身震いするほど勇気が必要だった。

大丈夫。絶対大丈夫。

こうやってわたしは、わたしが恐怖に飲み込まれないように必死で励まし続けた。

 

この日の日記より抜粋

=====

『わたしはわたしを信じる。わたしはわたしを信じる。わたしはわたしを信じる。(注→こうやってほんとに3回書いていた笑)目の前に起こっていることは、わたしが映し出していること。冷静に観察する。不安の手招きには断じて応じない。わたしはわたしの感覚を信じ切る。わたしはわたしの全てを信じ切る。湧き上がってくる感情も、信じ切った上で吐き出し、手放す。わたしはわたしが行ったことを全て信じ切る。これから行うことも信じ切る。わたしはわたしのセンサーを信じ切る。大丈夫。怖くても大丈夫。だってわたしだから』

=====

このタダならぬ文章、今読み返しても胸が熱くなる。でも書いているときは思いの外、淡々としていたことを覚えている。とにかく、誰かでもなく何かでもなく、ひたすらに「わたし」のなにもかもを信じる、そこからしか始まらない!と強く言い聞かせた。

 

正午過ぎ、前日購入をしたアロマ水が届いた。

早速、その「緑豆プレミアム」というアロマ水をでかちゃんのお顔にスプレーし、少量をシリンジで飲ませた。でかちゃんはぐったりしていたので、されるがままだった。

 

昨日購入できたのはサンプルなので30mlしかない。サンプルではない本体500mlを購入するには、サンプル購入後、昨日見つけたブログにパワーワードをバンバン書いてくれていたおねえさんに直接連絡して申し込まなければならない。ここまで来ると、購入までのこのハードルの高さもなんてことなかった。すぐに申し込んだ。

 

この日嘔吐は2回。ヤギミルクを強制給餌12.5ml。緑豆プレミアム投与7ml。全投与水分19.5ml。ダメだ。少なすぎる。ぐったり横たわるでかちゃんを起こして無理矢理シリンジを口に突っ込むのは、心理的にはとても辛い。でも。淡々と粛々と、水分だけはあげていこう。

 

固形物をなにも食べなくなって、もう既に1週間過ぎてしまった。「肝リピドーシス」の名称が脳裏にチラつく。72時間以上食物を摂取しなければなっちゃうよ!と獣医に脅される、あれ。でももう、なんというか、そのリスクを軽く凌駕するほどの巨大なリスクがでかちゃんにはのしかかっているのだから、ひとまずはとにかく水分。

耳も歯茎も口内も、真っ白になってしまったでかちゃん。貧血がちっとも改善していないことは一目でわかる。なのに、抱っこすると身体中熱く、伝わってくる熱が「ジンジン」とまるで音を発しているようだった。高熱も一切おさまっていないことも即座に理解できる。

 

「死んだらイヤだ」

 

わたしは何度も何度も、でかちゃんの耳元でそうささやいた。

2021/9/3 ごはんを食べなくなって6日目のでかちゃん

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2021/2/7撮影

 


「そもそも、猫白血病は、そこまで深刻な病気ではありません。(猫エイズもです。)」

 

 

相当ショッキングなフレーズが端末の画面に現れた。ガツン!と、ドカン!とわたしに衝撃が走った。なんだとーーーー???!!!

 

白血病の治療について、今苦しそうなでかちゃんに何かわたしが施せる手立てはないのか、必死の形相でネットで探しまくっていた中で、このフレーズが書かれているブログに出くわしてしまった。

 

そこにたどり着くまでにいろんなアプローチで検索をし、記事を読み漁っていた。未だにそのときに調べて「これは!」と感じた記事が、膨大な数のタブでiPhoneの検索アプリの中で開きっぱなしである。

ふきの葉、ツユクサびわの葉、オオバコ、スギナ、ドクダミ…それぞれの植物の薬効や使い方を説明してくれているサイト。バッチフラワーレメディのページ。西洋医学的解説のページ。須崎先生のHP…。わたしが講じることができる手立てを探し求めてWeb上を放浪し、それらを一心不乱に読み込んでいった。

「高熱にはこれがいい」「貧血にはこの野草が効く」「ウイルス感染にはこの療法が効果がある」……とにかく、でかちゃんに現れているそれぞれの症状にマッチするような『手立て』を見つけ出そうと躍起になっていた。

 

そこに突如現れた、冒頭のフレーズ。

ガツンときた。そして痛感した。「わたし、何やってるんだろ」

 

確かにここにきてようやく、西洋医学的治療に見切りをつける心づもりが固まってきていたことは確かである。が。意識をなにも変えられていないことに気づいたのだ。どんなに「症状に効き目がある」と謳われている野草を使おうが自然治療を施そうが、わたしの意識は「この怖い病気を、何かに誰かに、なんとかしてもらおう」というところから全く動いてなかったのだ。

 

「よくわからないけど怖い」ということを以前の記事でも幾度となく書いてきたのだが、わたしは病名にすっかり負けてしまっていたのだ。完敗だった。

 

そこに気づけただけで、なぜかわたし自身に力がみなぎってくる感じがした。冒頭のフレーズを繰り出してくれたブログを読み、そこで販売しているアロマ水を購入することを即刻決めた。そしてこれまでも何度となくお世話になっているびわの葉。びわの葉こんにゃく湿布をする想定で、これも購入ポチ。

 

 

 

この日の午前、これまで同様でかちゃんは獣医に皮下補液と抗生剤の投与に行った。体重は4.58kg。なぜか微増。1日の嘔吐、3回。夜、獣医で購入した流動食(たったの5ml)を無理やり給餌した後盛大に吐き、このとき「獣医に連れて行くのはもうやめよう」としっかりこころを決めた。

決まったところで、わたしはでかちゃんの腹に顔を埋めて号泣しながら、愚痴のような決意表明を吐き出した。

 

「でかちゃん。おかあさんは、でかちゃんがこの世界を去りたいと思うならそうすればいいと思っているし、まだこの世界で生きたいと思うならそうすればいいと思ってる。でかちゃんが向かいたい方に行ってね。

でもね。

おかあさんも、でかちゃんにやりたいと思っていることがあるの。

それはやらせてね。おかあさんがやりたいようにやらせてね」

 

でかちゃんは、わたしの急な決意表明に、ぐったりとしつつもしっかりと耳を傾けてくれた。(という確信あり)

 

続いてわたしは、バイオレゾナンスセラピストのJさんにメッセージを送った。

「獣医に行くのはもうやめます。近々セラピーに伺います」

そして、この日出会った衝撃的フレーズが書かれていたブログにあった、もうひとつのセンセーショナルな文章をJさんへのメッセージに添えた。

 

 

「所詮ウイルスですので、大したことありません。それを大げさに言っているだけなんです。私たち(飼い主)は、実はかなり洗脳されています笑」

 

 

2021/9/2 ごはんを食べなくなって5日目のでかちゃん②

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2021/4/2撮影

ごまとちーちゃんに退路を断たれたでかちゃん。

 

 

 


Mくんとちゃんと話をする。

そう決めて、わたしは「今のこの状況を生み出した原因としてのわたしたちのあり方」「わたしがこの体験を通して何を学ぼうとしているのか」「わたしがでかちゃんともじゃにひたすらに向き合うためにMくんにおねがいしたいこと」等をノートに書き連ねていった。

そしてMくん帰宅後、それらをぶちまけた。

…と書くと、わたしがまるで「おねがいね!」とかわいらしく話したかのように読み取れてしまうかもしれないけど、否、そうはいかない。98%はお説教のような語り口…。ノーーーーー!No!!そうじゃない!と思いつつも、そうなってしまうわたしのサガ。まぁ仕方あるまい。想定内。

それでもMくんは、わたしの言葉に真摯に耳を傾けてくれて、2人で力を合わせて前に進んでいくことに賛同してくれた。

 

Mくんとの話のためにノートにあれこれ書いていく中で、わたしは、あまりにもハッキリとしたわたしに対しての「禁止事項」を見つけ出した。

 

「死んだらイヤだ、と思うのはダメ」ということ。生のこと死のことを体験し学ぶ中で、なぜかこんな禁止事項を作っちゃってたよ…。なんだよこれ…。でかちゃんが具合が悪くなりごはんを一切食べなくなる中で、わたしは「でかちゃん、死なないで!」という溢れんばかりの思いを、なぜか抑えつけて無きものにしようと努めてしまっていた。一体なんなんだよ、これは!!!!バカじゃないの??!!

自らに禁止していることに気づけたらこっちのもの。即座にわたしは、「死んだらイヤだ!」の思いを解錠し羽ばたかせてあげた。

 

それからわたしは、猛烈に調べごとに熱中した。何か手立てはないのか?今でかちゃんが陥っている身体の状態は、でかちゃんの身体に必要があって発出している症状であることはもちろんわかっているつもり。でも。でもだよ。このままニンゲンの手を介入させずにいたら、彼は旅立ちまっしぐらだよ、そんなことあっていいの?いいわけないだろ?…そんな思いが全わたし中に渦巻いており、無我夢中で調べまくった。

 

血眼になって調べる中、わたしはある情報に行き着いた。

 

 

でかちゃんが感染していた猫白血病ウィルス感染症とは。

白血病という名が入っているのに、感染症??」

 

その病名を初めて聞いたときに湧いた疑問。

きちんと理解していない病気だった。「めっちゃ怖い病気」とイメージ先行であまりよく調べてもいなかった。発症前にそうだったから、発症後なんか怖くて検索などできぬ!!というヘタレぶり。最近改めてネットで調べて、なるほどー、へー、まじかー、ってなった。

 

ウィルスが侵入し感染状態となり、発症したときに白血病のような症状になったり病態を現すからこの名前なのかな?

 

血液検査をして陽性になった場合、その子が今どのポジションの陽性なのかを知っておいた方がいいのかも。

 

白血病ウィルスに感染すると、まず急性期が訪れる。このときに風邪のような症状がひと通り現れるらしい。で、こねこなんかだと体力、免疫の底力などが未熟がゆえに、この時点で絶命することが多い…と。

この急性期を乗り越えられた個体は

①急性期の間にウィルスを体外に排出してしまって感染症キャリアを脱出しちゃう子(検査をすると陰性を示す)

②ウィルスが体外に完全に排出されず慢性期または持続感染と呼ばれる状態に突入、1,2年後再び症状が出始めてしまう子(検査をすると元気でも陽性を示す)

の2つの道に分かれるみたい。

 

でかちゃんは完全に、後者の慢性期(持続感染)にわたしがおうちに入れたというわけだ。

そもそも、いつもいつも鼻水垂らしてたな。くしゃみをする頻度も高かったし。それはでかちゃんの身体の中で着々とウィルスがお仕事をしていたが故だったのだなーと納得した。

 

そして持続感染している個体に待ち受ける未来は…?こんな感じ。

↓↓↓

『持続感染(進行性感染)をした場合、数か月~数年後に発症し、診断後の生存中央値は2.4年と報告されています。

様々な病気(急性白血病やリンパ腫、歯肉口内炎、貧血や感染症、免疫不全症など)を発症し、長期の予後は期待できません。』

 

こっわ!!!

こわいよね。長期の予後は期待できない…って直訳すると「すぐ死にます」ってことだよね。こっわ。

 

で、持続感染から発症に至ったとき(幸いにして発症せず寿命を全うする子もたくさんいる)現れる症状やら病態はこちら

↓↓↓

<直接的な疾患>
・造血器腫瘍(リンパ腫、急性リンパ性および骨髄性白血病、骨髄異形成症候群)
再生不良性貧血
・赤芽球癆
・流産
・脳神経疾患
・猫汎白血球減少症(FPL)

<間接的な疾患>
・免疫介在性溶血性貧血(IHA)などの免疫介在性疾患
・糸球体腎炎
・ヘモバルトネラ症
猫伝染性腹膜炎(FIP)
トキソプラズマ
・クリプトコッカス症
口内炎
・気道感染症

 

 

しつこいけど、こっわーーー!!!

よくわからんけど、こわ。という印象しか持てない。

「検索などできぬ」と言いつつも、おそらく発症後にすぐ症状については検索していたはずだと思う。でもって、おどろおどろしい文字が並ぶ検索結果を見て、見ぬふりを決め込んだのだろう。読みたくない、理解したくない。そう叫ぶわたしを制御できなかったのではなかろうか。

 

今さらこの病気についていろいろ詳しくなっちゃってるのだけど、これでよかったのだなと思う。詳細に知らないからこそ、ぐったりするでかちゃんを目の前に、わたしはある人からのメッセージを励みにして進んでいけたのだから。

情報の収集は、慎重さを持ちつつ、自分のアンテナを信じ切ることが大切だなということを学んだ、めっちゃ実感。

 

あとこれも最近仕入れた情報なのだが、外ねこ出身で、おひげが天パのようにくねくねうねっている子は、白血病ウィルスに感染している確率が相当高いとのこと。

一年くらい前のでかちゃんの写真を見て、なるほどー!と唸った。

 

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なんでこの子のひげはこんなにも少なくてくるくるしてるのかなー、と疑問に感じたことがあった。今さらだけど、そういうことだったんだね。

 

今知れてよかった事実、まじで(ヘタレ)。

 

 

2021/9/2 ごはんを食べなくなって5日目のでかちゃん①

 

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2021/5/23撮影

キッチンの排水口に顔を突っ込んで、排水口のあの黒いフタが首輪みたいになっちゃったでかちゃん。食べるために果敢に闘っていた頃。

 

 

 


もじゃが盛んに嘔吐する音で深夜目覚めたのだが、言うまでもなく、でかちゃんも0:30と3:50に吐いていた。この頃いかに睡眠が小刻みになっていたか。新生児を抱えるお母さんな気分。赤子が泣く寸前、「ふぇ…」って発したらパチっ!て目がひらく感じ。嘔吐前のねこのえずく音(それはそれはねこ独特の音)の第1音目でパチっ!て目があく。音にものすごく過敏になっていた。

 

午前に前日同様、でかちゃんは獣医で皮下補液と抗生剤の投与を受ける。そのときに一緒にもじゃも獣医に連れていき、状態を診てもらうことに。

 

結果は…「猫白血病ウイルス感染症、陽性」

 

えーーーーーーーーーーーーーー涙涙涙涙涙。

 

もじゃは2010年にお家に迎えたときに、血液検査をし白血病エイズも陰性であることを確認している。

のに…。

てことは…。

考えたくないのだけど、でかちゃんから感染したの???????

 

相当ショックだったのだけど、もう「どこから感染したのか?」なんてことを深掘りしても仕方のない状況。でかちゃんに引き続きもじゃも、よくなる方向に行けるようサポートをするのみ。

 

なーんて、今でこそこんな威勢のいい言葉を並べることができるけど、当時のわたしは目も当てられないぐらいズタボロな心理状態だった。

そのときのノートから抜粋。

 

=====

もう全部むちゃくちゃ。わたしの中が。どこに軸をおけばいいのかわからなくなってる。でかちゃん、もじゃの病気に対する不安、いや、死ぬかもしれない不安。死に対する「ダメだ」「許せない」という感情にわたし自身が振りまわされまくってる。しんどい。このしんどさをどうすればよいのか。

 

太い芯をつくる。揺るがないわたしをつくる。へこたれないメンタルをつくる。これをするためにまずはMくんとちゃんと話す。

 

「みたくないこと」から逃げまわる時間はもうおしまい。

=====

 

「わたし」を保ちつつ、でかちゃんともじゃに向かい合おうとする、ひたすらに健気なわたしがいるね笑。あのタイミングで一旦停止できたわたしを褒めたい。

 

でかちゃんに続きもじゃまでが具合が悪くなってしまった理由のひとつとして、「Mくんとわたしの今の関係性からの影響」ということに思いが及ばないわけはなかった。Mくんとの関わりについては、サイアクな状態がこの1年ぐらい継続していたから。思い当たるフシしかない。

須崎先生のコラムなどで「ペットの健康状態が悪くなっているときは、半分以上が飼い主の精神状態が影響している」ということを散々読んできたじゃないか。今自覚しないで、いつするんだよ。わたしたちの「サイアク」がでかちゃんやもじゃに波及しちゃってるんだよ涙。

 

ちゃんとMくんと話す。

 

わたしはしっかりとそう決めて、これからどうして行きたいのかをノートにまとめ始めた。

 

この日でかちゃんは1日で6回の嘔吐。わたしの手で投与した水分は波動水2.5mlのみ。体重は4.55kg。当たり前なんだけど、減少は止まらない。わたしのこころに巣食う恐怖の増大も止まらない。