FeLV/Fiv ダブルキャリアねこ でかちゃん

発症衰弱してから還ってくるまでの記録

2021/9/2 ごはんを食べなくなって5日目のでかちゃん①

 

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2021/5/23撮影

キッチンの排水口に顔を突っ込んで、排水口のあの黒いフタが首輪みたいになっちゃったでかちゃん。食べるために果敢に闘っていた頃。

 

 

 


もじゃが盛んに嘔吐する音で深夜目覚めたのだが、言うまでもなく、でかちゃんも0:30と3:50に吐いていた。この頃いかに睡眠が小刻みになっていたか。新生児を抱えるお母さんな気分。赤子が泣く寸前、「ふぇ…」って発したらパチっ!て目がひらく感じ。嘔吐前のねこのえずく音(それはそれはねこ独特の音)の第1音目でパチっ!て目があく。音にものすごく過敏になっていた。

 

午前に前日同様、でかちゃんは獣医で皮下補液と抗生剤の投与を受ける。そのときに一緒にもじゃも獣医に連れていき、状態を診てもらうことに。

 

結果は…「猫白血病ウイルス感染症、陽性」

 

えーーーーーーーーーーーーーー涙涙涙涙涙。

 

もじゃは2010年にお家に迎えたときに、血液検査をし白血病エイズも陰性であることを確認している。

のに…。

てことは…。

考えたくないのだけど、でかちゃんから感染したの???????

 

相当ショックだったのだけど、もう「どこから感染したのか?」なんてことを深掘りしても仕方のない状況。でかちゃんに引き続きもじゃも、よくなる方向に行けるようサポートをするのみ。

 

なーんて、今でこそこんな威勢のいい言葉を並べることができるけど、当時のわたしは目も当てられないぐらいズタボロな心理状態だった。

そのときのノートから抜粋。

 

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もう全部むちゃくちゃ。わたしの中が。どこに軸をおけばいいのかわからなくなってる。でかちゃん、もじゃの病気に対する不安、いや、死ぬかもしれない不安。死に対する「ダメだ」「許せない」という感情にわたし自身が振りまわされまくってる。しんどい。このしんどさをどうすればよいのか。

 

太い芯をつくる。揺るがないわたしをつくる。へこたれないメンタルをつくる。これをするためにまずはMくんとちゃんと話す。

 

「みたくないこと」から逃げまわる時間はもうおしまい。

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「わたし」を保ちつつ、でかちゃんともじゃに向かい合おうとする、ひたすらに健気なわたしがいるね笑。あのタイミングで一旦停止できたわたしを褒めたい。

 

でかちゃんに続きもじゃまでが具合が悪くなってしまった理由のひとつとして、「Mくんとわたしの今の関係性からの影響」ということに思いが及ばないわけはなかった。Mくんとの関わりについては、サイアクな状態がこの1年ぐらい継続していたから。思い当たるフシしかない。

須崎先生のコラムなどで「ペットの健康状態が悪くなっているときは、半分以上が飼い主の精神状態が影響している」ということを散々読んできたじゃないか。今自覚しないで、いつするんだよ。わたしたちの「サイアク」がでかちゃんやもじゃに波及しちゃってるんだよ涙。

 

ちゃんとMくんと話す。

 

わたしはしっかりとそう決めて、これからどうして行きたいのかをノートにまとめ始めた。

 

この日でかちゃんは1日で6回の嘔吐。わたしの手で投与した水分は波動水2.5mlのみ。体重は4.55kg。当たり前なんだけど、減少は止まらない。わたしのこころに巣食う恐怖の増大も止まらない。