2021/9/1 ごはんを食べなくなって4日目のでかちゃん
諏訪っ子ふたり(でかちゃんとじみ)が、一緒にお外を眺めている。
4:30にでかちゃんが嘔吐する音で目が覚めた。
でかちゃん、ケージの中のお布団で寝ているときに吐き気を催すと、必ずお布団から下りて吐いていた。律儀というか。綺麗好きなのか。
前日夜の「でかちゃん、ごはん食べればいいな」というささやかな希望は、この嘔吐の時点で粉々に砕かれた。
午前中は前日同様獣医に行って点滴と抗生剤の投与を行った。このとき体重を測定したら4.75kgだった。なんというエグさで減少しているんだろう…。
この日、バイオレゾナンスセラピストのJさんから、波動水が届いた。Jさんに伝えたでかちゃんの状態から予想できる、でかちゃんに必要なあれこれてんこ盛りで転写してくれたお水だ。とってもありがたかった。
具合が悪くなり獣医さんで診察を受け、「この3日間が勝負」と言われた3日目がこの日だ。点滴と抗生剤を投与し始めて3日目。でかちゃんの状態はと言うと、わたしの感触としては、何一つ改善しているとは思えなかった。むしろ悪くなっている。そう感じた。この日はもうほとんど自分で動くことはなく、わたしが波動水を与えるときに無理やり起こしていた。トイレにも行かない。自分からお水を飲みに行くこともない。ただひたすら自分のお布団でぐったりと横たわっているだけだった。
3日間だけ皮下補液と抗生剤投与を受ける、その後のことはその時に決めよう…と当初考えていた。さあ。どうしようか…。悩んだ。たくさんたくさん悩んだ。
結果、9/6の再検査まで、獣医さんに提案された通り点滴も抗生剤も受けようと決めた。この時、何を根拠にそう決めたのか、その心の経緯が全く思い出せない。ただ、苦しそうなでかちゃんを見ているのが辛くて「誰かこの子をなんとかしてあげてよ!!!」みたいなメンタルに陥っていたように感じる。そう。でかちゃんの生き死にの手綱を誰かに丸投げしたい、責任をなすりつけたい、そんな精神状態だったように思う。そのくせ、いっちょまえに「でかちゃんに死なれたらイヤだ…」とも思っていて、わたしの精神状態は大パニックだったのだ。祭りだよ祭り。
この日でかちゃんは5回嘔吐していた。ご飯はおろかお水もほとんど摂れておらずなのに、とにかく吐いた。吐いた後のでかちゃんは、当たり前なのだけど、とてもとても苦しそうだった。吐きまくるでかちゃんを目の当たりにして、これがもし点滴を受けていなかったらあっという間に取り返しのつかない脱水状態に一直線なのかな、とぼんやりと考えた。
この日摂取させたお水(Jさん特製の波動水)は全部で20ml。これだけ。
精神パニック祭り状態でその日眠りについたわたしは、誰かの嘔吐音で深夜に目覚める。「でかちゃん!」とガバッと起き上がってでかちゃんが寝ている方を見るのだけど、でかちゃんの身体は横たわったまま。
え?じゃ誰が吐いてるの?
それも繰り返し連続で5、6回嘔吐している。嘔吐音がする暗がりに目を向ける……。
もじゃだ。もじゃが吐いている。
その時のわたしはあまりにもくたびれきっており、でかちゃんが吐いているわけではないということを確認しただけでホッとしてしまい、もじゃにはとっても申し訳ないのだけどそのまま再び眠りについてしまった。
そして翌朝。
もじゃは、朝ごはんを食べにこなかったのだ…。