FeLV/Fiv ダブルキャリアねこ でかちゃん

発症衰弱してから還ってくるまでの記録

2021/8/30 でかちゃんの診察結果

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2021/5/21撮影

8月8日にあちらに移転したハハちゃんに枕にされるでかちゃん。

 


でかちゃんとMくんが獣医から帰ってくる。Mくんから、獣医さんの診断結果としてのでかちゃんの状態を詳細に聞く。

 

・血液検査の結果から、激しい炎症状態であることがわかる

・深刻な貧血状態

・ひどい脱水状態

・黄疸も出ている

血栓ができてしまう可能性が高い

・重度な脾臓の腫れ

・総合的に診て、白血病ウイルス感染症の発症と考えられる

・今日から3日間が一つの勝負(→「勝負」とは獣医さん自身の表現)

 

不安と恐怖がてんこもりの診察結果…

獣医さんが提案してくれた治療は「1週間皮下補液と共に抗生剤の投与、その後ステロイドの投与」という方向性だった。9月6日に再検査をする、それまで毎日点滴に通ってくださいとのことだった。

悩んだ…とてもとても久しぶりにこんなに悩んだ。

 

何を悩んだの?

獣医さんの提案通り治療を受ければそれでよい話じゃないの?

 

わたしにとっては「それでよい話」ではちっともなかった。「この3日間が勝負」と獣医さん自身が表現しながら、施すことが補液と抗生剤。わたし自身の感覚的に「3日間より生きている期間を少し延ばすため」だけの施策のようにしか感じられなかった。

 

わたしはどうしたかったか?

でかちゃんが「死」というステージに向かっているのなら、そのサポートをしたい。

でかちゃんが「生」をもぎ取ろうとしているのなら、そのサポートをしたい。

それだけだった。問題は、でかちゃんの意思がどちらなのかがわからないこと。教えてよ、でかちゃん……

獣医さんからの治療提案の中身は、そのどちらでもないとても中途半端なものにしか思えなかった。

 

ひとしきり悩んで出した結論は、獣医さんが言った「3日間」はとりあえず補液と抗生剤投与を受けよう。その後のことは3日後に考えよう、というもの。バイオレゾナンスセラピストのJさんにも連絡し、その旨を伝えた。

 

体重はこの日5.0kgだった。猫白血病ウイルス感染症の持続感染が確定した、半年と少し前の体重は6.14kgだった。20%減。ものすごい減ってしまっている…。

 

帰宅後のでかちゃんは、ずっとぐったりして自分のお部屋で寝ている。もちろん一切食事は受け付けない。少し焦っていたわたしは、獣医で購入した流動食を、少しずつ計4回(全部で60ml)をでかちゃんにシリンジで無理やり突っ込んだ。

 

でも、その後でかちゃんは激しく嘔吐し、わたしに無理やり突っ込まれた流動食をほとんど全て出してしまったのだった。