FeLV/Fiv ダブルキャリアねこ でかちゃん

発症衰弱してから還ってくるまでの記録

おうちの中でのでかちゃん

f:id:sonocanto:20211022234053j:plain

2021/1/26撮影 わたるのごはんにお付き合いするでかちゃん

とにかく性格がよい。誰にも怒らない。うちに入ってからうちの他ねこにウーとかシャーとか、威嚇したところを一度も見たことがない。それはニンゲンに対しても同じで、爪を出してこちらに向かってきたり怒ったりしたことがない。ねこにしろいぬにしろ、人馴れさせるためには幼い頃から人の手が介入した方がよいようないわれがあるけど、でかちゃんの存在は割とそれらを否定している感がある。つまるところ個体差でしかないのかなぁと感じる。人馴れするのにめちゃ時間が必要な子もあっという間にニンゲン大好きになれる子も個体それぞれで、標準化された答えはないと感じている。

 

でかちゃん、名前はその身体のでかさが由来なのだけど、身体に見合った食欲でまあよく食べる!ニンゲン以外の動物は特に、食べること自体がその子の持つエネルギー量の指標となるので、でかちゃんの食べっぷりを見る度に「頼もしいなあ」とうれしく感じていた。

 

そして、悩ましかったのはスプレー行為と夜中に鳴き喚くこと。
いずれも(申し訳ないのだけど)去勢手術を終えるまでの辛抱と割り切り、なんとか今を乗り越えようと努めた。「泣き喚く」については、夜中にわたしが目を覚まして若干の寝不足傾向にあったので、耳栓をして寝ることにして解決策とした。スプレー行為についてはほんっとにひどくて、歩きながら何気なくピューっとやっちゃうから目が離せなく大変だった。そして尿もFeLVとFIVの感染経路となるんだよー。他ねこたちのことを考えると、放置する訳には行かなかった。にしても、やっちゃうところというのはだいたい決まってきていたので、そこにペットシートを貼り付けてそれでおしっこを吸収することにした。ので。そもそも目指してはいなかったけど、オシャレでステキなわたしのおうち☆なんかは希望することすら諦めることになる。現在でかちゃんのスプレーはないのだけど、でかちゃんをおうちに入れたことで「眠れるオス」のスイッチが入っちゃった子がちらほらおり、その子らがやるのよースプレー。なので、ありこちに貼り付けたペットシートたちは、そのまま維持継続のわたしのステキなおうち。

 

外に出せ!という要求もそこそこ激しかったのだけど、それは「申し訳ない」とこころで唱えつつ、知らんぷりしていた。タイミングを見計らって、ハーネス&リードをつけてお散歩してもよいのかなというアイデアはいつも持っていた。

 

総じてよく食べよく出しよく鳴く、元気いっぱい!何はともあれ全ての挙動が規格外で、そのフルパワーにわたしは日々圧倒されていたのであった。